2025年7月23・24日に開催されるプロ野球オールスターゲーム。そのファン投票の結果が発表され、阪神タイガースからはセ・リーグ最多となる5人の選手が選出されました。
ところで、この“ファン投票”って、どうやって決まるのでしょうか?
この記事では、ファン投票の仕組みや他の選出方法、阪神から多くの選手が選ばれた理由などをわかりやすく解説していきます。
ファン投票ってどうやって決まるの?仕組みをわかりやすく解説
オールスターのファン投票は、毎年5月ごろから約1か月間にわたって実施され、インターネットやハガキで誰でも投票できます。ちなみに2025年は、5月16日~6月22日の期間で実施されていました。
対象となるのは、あらかじめノミネートされた選手たち。ポジションごとに1人(外野手は3人)が選ばれ、最も多く票を集めた選手がオールスターに出場します。
セ・リーグでは計11人、パ・リーグではDH制があるため12人がファン投票で選ばれます。
つまり、オールスターのファン投票は、実力や人気、話題性も含めて“今もっとも注目されている選手”をファンが選ぶ場なんです。
阪神からセ最多の5人が選ばれた理由とは?
2025年のファン投票では、セ・リーグで最多となる5人の阪神タイガースの選手が選出されました。
ファンの支持を集めた5人を見てみましょう。
6月上旬以降、阪神はセ・リーグ首位を走り続けており、チームの勢いがそのままファンの投票行動にも反映された形となりました。
さらに、惜しくも選出とはならなかったものの、各ポジションで次点となった選手も複数います。
- 捕手:坂本誠志郎(2位)
- 二塁手:中野拓夢(2位)
- 遊撃手:木浪聖也(2位)
これらの結果からも、阪神にはファンから高く支持される選手が多数存在し、票が分散するほど選手層の厚さとチーム全体の人気が際立っていたことがわかります。
他にもある?オールスターの選出方法いろいろ
オールスターの出場選手を決めるのは、ファン投票だけではありません。実はこのほかにも「選手間投票」や「監督選抜(監督推薦)」など、複数の方法によって選手が選ばれます。
それぞれの仕組みを簡単に見てみましょう。
- 選手間投票
現役のプロ野球選手同士が投票し合い、ポジションごとに最も評価された選手が選ばれる仕組みです。プロの目で「本当にすごい」と思われる選手が選出されるのが特徴です。 - 監督選抜(監督推薦)
各リーグの監督が、チームバランスや実力を考慮して選ぶ枠です。ファン投票や選手間投票で漏れた選手が“救済”されるケースもあります。 - プラスワン投票
年によって実施される、ファンによる追加投票です。最後の1枠をファンの手で決める仕組みで、話題性や人気のある選手が選ばれることが多いです。
出場選手は、いくつかのステップを経て段階的に決定されます。
2025年のオールスターも、次のようなスケジュールで選出が進められています。
- 5月16日~
6月22日ファン投票受付期間 - 5月21日ファン投票中間発表
- 7月1日ファン投票最終結果発表
- 7月3日選手間投票結果発表
- 7月7日監督選抜を含むメンバーの発表
- 7月8日~
7月14日プラスワン投票受付期間 - 7月16日プラスワン投票選出選手発表
- 7月23日第1戦:京セラドーム
- 7月24日第2戦:横浜スタジアム
ファン投票やプラスワン投票は誰でも参加OK。気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
あなたが選ぶなら、誰をこの舞台に送り出したいですか?
まとめ
プロ野球オールスターゲームは、ファン投票・選手間投票・監督推薦といった多彩な選出方法を通じて、今シーズンもっとも注目されている選手たちが選ばれ、夢の舞台がつくられていきます。
それぞれの立場から寄せられた思いが交わることで、選手たちがこの舞台に立つ意味が、より深く伝わってくる気がします。
試合だけでなく、その過程を一緒に楽しめる機会を私たちに届けてくれている――そんなプロセスも含めて味わうことで、より深くオールスターを楽しめるかもしれませんね。











