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ゴルフの全英オープンとは?松山英樹ら日本人選手も出場する大会をサクッと解説

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ゴルフの全英オープン2025|日本人6名出場の大会をサクッと解説するアイキャッチ画像 スポーツ
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2025年7月18日から、北アイルランドのロイヤル・ポートラッシュで開催される「全英オープン」。今年は、松山英樹選手をはじめとした日本人選手たちの出場にも注目が集まっています。

ところで、「全英オープン」って、聞いたことはあっても、詳しくは知らない…という人も多いかもしれませんね。

この記事では、「全英オープン」がどんな大会なのかや、2025年大会の見どころ、日本人選手の出場情報について、サクッとわかりやすく解説していきます。

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全英オープンってどんなゴルフ大会?その歴史と特徴をわかりやすく解説

全英オープンは、R&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ)が主催している男子プロゴルフのメジャー大会で、世界のトッププレイヤーが集う伝統あるトーナメントです。

もともと1860年にスコットランドで始まり、現在では毎年7月にイギリス国内の「リンクスコース」と呼ばれる特有の地形を持つコースを舞台に開催されています。

リンクスコースとは?

スコットランドやイングランドなど、海沿いの砂地に作られたゴルフ場のこと。木々が少なく、風が強く、地形の起伏や芝の長さなど自然の影響をそのまま活かすのが特徴です。

参加選手は世界ランキングや過去の成績、予選会などによって選ばれ、全4日間・72ホールのストロークプレーで優勝が争われます。

特に、海風や起伏の激しい地形、ラフの深さなど自然の影響を強く受ける点が、他のメジャー大会とは一線を画す大きな特徴です。

こうした独特な環境で行われる全英オープンは、「ゴルフの原点」とも言われ、選手にとっても名誉ある挑戦の場として位置づけられています。

なぜ北アイルランド開催?その理由と背景をわかりやすく解説

2025年の全英オープンは、北アイルランドの「ロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフクラブ」で開催されます。その背景には、歴史的・地理的な理由が関係しています。

まず注目すべきなのは、全英オープンが「イギリス国内のリンクスコースを持ち回りで開催される」大会であるという点です。これにより、開催地ごとに風景や難易度が大きく異なり、選手たちは毎年、異なる戦略や対応力を求められることになります。

主催者であるR&Aも、「多様なリンクス文化を継承し、伝統と革新のバランスをとる」ことを開催方針として掲げており、その考えは開催地の選定にも表れています。ロイヤル・ポートラッシュでの開催は2019年以来6年ぶり、通算で2度目。北アイルランドという開催地そのものが、ゴルフファンにとって特別な意味を持っています。

開催年開催地(コース名)国・地域優勝者
2025年ロイヤル・ポートラッシュ北アイルランドスコッティ・シェフラー
2024年ロイヤル・トゥルーンスコットランドザンダー・シャウフェレ
2023年ロイヤル・リバプールイングランドブライアン・ハーマン
2022年セント・アンドリューススコットランドキャメロン・スミス
2021年ロイヤル・セントジョージズイングランドコリン・モリカワ
2020年※中止(新型コロナウイルス)
2019年ロイヤル・ポートラッシュ北アイルランドシェーン・ロウリー
2018年カーヌスティスコットランドフランチェスコ・モリナリ
2017年ロイヤル・バークデールイングランドジョーダン・スピース
2016年ロイヤル・トゥルーンスコットランドヘンリック・ステンソン

北アイルランドでの開催は過去10年で2回だけ。ロイヤル・ポートラッシュは、それだけで注目される特別なリンクスコースなのです。

このコースは、風の読みづらさや狭いフェアウェイ、起伏の激しい地形などが特徴です。選手には高度な技術と判断力が求められ、「全英オープンの舞台」として選ばれること自体が大きな注目を集めています。

こうした背景をふまえると、2025年大会は例年とは一味違う意味を持つ大会といえます。リンクスの原点に回帰するような象徴的な大会となり、日本人選手を含む世界のトッププレーヤーたちの真価が問われる舞台となるでしょう。

今年の全英オープンに出場する日本人選手は?全員まとめて紹介!

2025年7月17日〜20日に開催される全英オープンには、日本から6名の選手が出場予定です。

ベテランの松山英樹選手をはじめ、初出場の若手選手も揃っており、今年も多彩な顔ぶれがリンクスに挑みます。

松山 英樹|32歳・世界ランキング12位

全英オープンには11回目の出場で、これまでの最高成績は「6位タイ(2013年)」です。

今季(2025年)はトップ10入り3回を記録しており、ティーショットの安定性と経験豊富なリンクス対応力を武器に、優勝争いが期待されます。

スコア
  • 1日目:74(+3)97位タイ|OUT 40(+4)/ IN 34(-1)
  • 2日目:69(-2)51位タイ|OUT 35(-1)/ IN 34(-1)
    2日間合計:143(+1)で予選通過
  • 3日目:68(-3)34位タイ|OUT 35(-1)/ IN 33(-2)
    3日間合計:211(-2)
  • 4日目:66(-5)16位タイ|OUT 33(-3)/ IN 33(-2)
    4日間合計:277(-7)

金谷 拓実|27歳・世界ランキング200位

全英オープンには初出場で、リンクスへの挑戦はこれからです。

今季(2025年)はトップ10入りを複数回記録し、2024年には賞金王と最優秀選手賞を受賞。安定したフルスイングとショートゲームの巧さを武器に、予選通過と決勝ラウンドでの活躍が期待されます。

スコア
  • 1日目:71(E)32位タイ|OUT 35(-1)/ IN 36(+1)
  • 2日目:72(+1)51位タイ|OUT 37(+1)/ IN 35(+1)
    2日間合計:143(+1)で予選通過
  • 3日目:69(-2)44位タイ|OUT 33(-3)/ IN 36(+1)
    3日間合計:212(-1)
  • 4日目:79(-1)40位タイ|OUT 36(E)/ IN 34(-1)
    4日間合計:282(-2)

今平 周吾|30歳・世界ランキング248位

全英オープンには3回目の出場で、これまでの最高成績は「60位タイ(2022年)」です。

今季(2025年)は日本ツアーでトップ10入り2回を記録し、アイアンショットとフェアウェイキープ率の高さを武器に、リンクスでも安定したスコアメイクが期待されます。

スコア
  • 1日目:76(+5)128位タイ|OUT 37(+1)/ IN 39(+4)
  • 2日目:75(+4)144位タイ|OUT 38(+2)/ IN 37(+2)
    2日間合計:151(+9)で予選落ち
  • 3日目:
  • 4日目:

星野 陸也|29歳・世界ランキング258位

全英オープンには5回目の出場で、これまでの最高成績は「60位タイ(2021年)」です。

今季(2025年)は国内外のツアーで安定した成績を残し、ショットの正確性と飛距離を活かしたプレーで、難関リンクスでも予選通過以上の活躍が期待されます。

スコア
  • 1日目:74(+3)97位タイ|OUT 38(+2)/ IN 36(+1)
  • 2日目:70(-1)71位タイ|OUT 37(+1)/ IN 33(-2)
    2日間合計:144(+2)で予選落ち
  • 3日目:
  • 4日目:

阿久津 未来也|30歳・世界ランキング367位

全英オープンには初出場で、リンクスでのプレーは今回が初挑戦です。

今季(2025年)はトップ10入り2回に加え、「〜全英への道〜ミズノオープン」での初優勝で出場権を獲得。スイングの力強さとショートゲームの安定感を武器に、予選突破以上の活躍が期待されます。

スコア
  • 1日目:78(+7)144位タイ|OUT 40(+4)/ IN 38(+3)
  • 2日目:73(+2)144位タイ|OUT 36(E)/ IN 37(+2)
    2日間合計:151(+9)で予選落ち
  • 3日目:
  • 4日目:

河本 力|24歳・世界ランキング432位

全英オープンには初出場で、リンクスという難条件への挑戦は今回が初めてです。

今季(2025年)はQTからツアーに参戦し、ドライバーの安定性と粘り強いパッティングでトップ10入り3回を記録。初出場ながら、インパクトを残すプレーに注目が集まります。

スコア
  • 1日目:72(+1)45位タイ|OUT 35(-1)/ IN 37(+1)
  • 2日目:70(-1)34位タイ|OUT 37(+1)/ IN 33(-2)
    2日間合計:142(E)で予選通過
  • 3日目:78(+7)69位|OUT 40(+4)/ IN 38(+3)
    3日間合計:220(+7)
  • 4日目:68(-3)63位タイ|OUT 33(-3)/ IN 35(E)
    4日間合計:288(+4)

まとめ

全英オープンは、リンクスコースという伝統的な舞台と、持ち回り開催という独自の構成によって成り立ち、ゴルフという競技の原点と奥深さを現代に伝える役割を担っています。

選手たちの挑戦や、主催者の開催方針、そしてファンの注目が重なり合うことで、この大会に込められた意義や伝統の価値が、あらためて見えてくる気がします。

勝敗やスコアといった表面的な結果だけでなく、選手がリンクスで向き合う風や地形、積み重ねてきた準備と覚悟――そんな背景にも目を向けると、全英オープンがより奥深く、魅力的に映るかもしれません。